インフラとは,その名の通り,全体構造を支え,形作るためのフレームワークとなる共通基盤要素のことで,一般には,都市に必要な道路・水道・ガス・電力などを指します。ITについて言うときには,インフラとは,さまざまな技術要素がハイテク環境の中で互いに連携して効率的に動作できるようにするための,ハード・ソフトの基本構成要素を意味します。
インフラは,大変に広い範囲の技術を含みます。そのため,この業界では,ネットワーク・通信,ストレージ,セキュリティ,そして最近では携帯・無線と言ったさまざまな分野でのスキルや専門知識が求められます。
ネットワーク・通信: 「インターネット時代」の通信は,IP技術に集約されてきています。OSI階層の上位層でのスキルを向上させようと考える通信技術者は,データ通信,VoIPあるいはその他のIP関連の仕事で多くの活躍の場があります。
ストレージ: ストレージ装置の進歩に伴い,かつて見られたような書類を詰め込んだキャビネットの集合は,「ペーパーレス」環境に急速に取って代わられつつあります。さらに,「仮想化」,「情報ライフサイクル管理」,「ディザスタリカバリ(災害復旧)」のようなソリューションが,企業ユーザのストレージ投資に新たな価値を加えています。
セキュリティ: 企業情報システムとネットワークへの投資が増え,さらにインターネットがビジネスに深く関わるようになるに伴い,それらの投資を外部の攻撃から守ることが大切になってきています。また,最近では,企業の内部環境をセキュアにするための最新技術が注目を集めています。例えば,情報管理のコンプライアンスや情報システム監査に関する技術は,ITプロフェッショナルに対して新たな成長のチャンスを提供しています。
携帯・無線: この分野はまだ若い分野ですが,急速に成長しています。有線通信インフラの市場が成熟するについれて,業界の関心は,無線技術が持つ「移動可能性」と「ラストワンマイルへの到達可能性」に向いてきています。